真鍮ギアの機械切削加工
真鍮ギアを製作しています。
アルミやジュラコン(POM)、SUSのギアも実績豊富です。
可視化ギアはポリカーボネート(PC)で製作します。
画像は真鍮ギアとポリカーボネート(PC)ギアを組み合わせています。
機械切削加工で製作するギアはぜひお声かけ下さい。
小さなボビンをいろいろな材料で製作
どれだけ小さなボビンを製作できるか試してみました。
大きさは、5.5㎜×6.0㎜×L7㎜で肉厚0.3㎜。
いろいろな材料で製作してみました。
エポキシガラス・ユニレート(PCグレード)の黒とナチュラル・PPS(GF30)・PBT(N)、他の材料でも基本的に可能だと思います。
プラスチック樹脂やアルミ金属の小さな部品を製作する場合はぜひお声かけ下さい。
ポリカ切削加工品の染色仕上
開発試作アリスは余裕のある時に技術力アップのため
さまざまな形状のサンプルを製作しています。
この試作サンプルは、オリジナルの3DデータをCADで作成。
CNCマシニングセンタでポリカーボネート(PC)板から切削した
機械加工品です。
裏面にレンズカットを施しています。
このレンズカット加工部は磨かず機械加工のままです。
表面と端面を磨いて全体を透明化処してから、 ポリカの切削加工品に
赤色で染色しました。
裏側はレンズカット加工で、 LED照明の光を拡散しています。
塗装やシルク印刷などでリアリティーを追求した試作モデル、
どうしても必要な部品などを製作したい場合は、お気軽にお声かけ下さい。
PMP(ポリメチルペンテン)の厚み10㎜板
開発試作アリスは新素材の加工にいち早く取り組んでいます。
タキロンポリマー様が、PMP(ポリメチルペンテンプレート)に厚み10㎜の
試作板を製作したとの事。
ニーズがあったので、さっそ早速販売致しました。
厚み30㎜はかなり黄色いのですが、試作品の厚み10㎜はかなり透明です。
加工品の透明度は、ポリカーボネートレベル並とはいきませんが、
それなりの透明にできるようになりました。
ポリメチルペンテンの特徴です。
【耐熱性(融点)】
240℃と高く、ポリプロピレン(PP)よりも高温下での
使用が可能です。
【耐スチーム性】
沸騰水中でも加水分解しないため、スチーム滅菌用途で使用できます。
【優れた耐薬品性】
一部の有機溶剤を除き、酸、アルカリに高い耐性を示します。
【優れた電気特性】
PTFE並みの低誘電特性を有しています。
【食品用途向け規格適合】
食品衛生法・FDA規制・PIM規格に適合した材料で構成されている。
理化学実験器具や食品容器、医療機器部材などに使われています。
少しずつポリメチルペンテンの試作品の加工や、小ロット部品の製作が
増えています。
培養施設では、PMPの厚み10㎜板がパーテーションに採用されました。
今までのポリカーボネート(PC)では溶剤でやられて1年もたないとの事。
過酷な状況での透明素材を使用したい場合などは、お気軽にご相談下さい。
アルミダイカスト部品の製作
アルミ部品で数量が多い場合は、機械加工ではなくダイカストで製作します。
アルミブロックから削り出して部品を試作してプロトタイプを製作。
機能試作や量産試作などもアルミの場合はダイカスト金型が高額のため
機械加工で製作する場合も多いのですが、それ以上の数量が必要な
場合は、ダイカストで製造します。
少量部品であれば、ダイカストの簡易金型で対応致します。
複雑な形状で削るところが多い場合は切削加工では高額となるため。
石膏鋳造という方法で製作する場合もございます。
石膏鋳造といっても精密鋳造のため、後加工もダイカストで製作した
場合とほとんど変わらず、精密部品を製作できます。
アルミで部品を製作する場合はぜひお声かけ下さい。
コップNEWモデルのリバースエンジニアリング②
コップのような形状の機械加工は、(株)アリスではもっとも
得意とする削り出しです。
こういった微妙でスタイリッシュなカタチを忠実に切削加工できる
CNCマシニングセンタを、(株)アリスでは採用しています。
職人技のように繊細に削り出していきます。
左側が透明アクリルで製作したコップです。
右側がポリカーボネート(PC)透明です。
中央のチェスは透明アクリルとなります。
透明アクリルの仕上がりもリピートオーダーが多い技術なのですが、
ポリカーボネート(PC)、圧倒的に強い技術であり、常に高評価を
いただけています。
簡易金型で製品部品を製作する
簡易金型で射出成型部品を製作しています。
簡易金型といっても寸法公差は製品と同じです。
材質もご指定材で射出成形致します。
簡易金型は、カセットタイプだったり、金型をアルミで製作したり、
カタチや製作数量、材質などに合わせて金型を製作します。
インサート成形や2色成形も本型と同じく対応可能です。
本型と違うのは、成形ライフが短い事です。
数千個や数万個で金型が使えなくなったり、メンテナンスが必要になります。
簡易型や試作金型として、小ロット多品種の部品を製造しています。
数量が少ない場合のプラスチック樹脂部品の製作は、お気軽にお声かけ下さい。
コップNEWモデルのリバースエンジニアリング
製造工程が職人技であり、仕上っている形状がわからない。
そういった製品が結構あります。
ガラスのコップなども微妙なラインがわからない。
そこで現物からデジタルデータを制作していきます。
3Dスキャンで点群データを作成。
専用ソフトでCADデータに変換します。
次にCAMデータを作成して機械加工を行います。
機械加工後は仕上げて完成です。
「井の中の蛙」はゆでガエルに。
WEBが世界を変えました。
もう「井の中の蛙」は通用しない時代となってしまいました。
開発ものづくりも同じこと。
テクニックやノウハウと言われてきた職人の技術。
それが今では、WEBで情報が溢れています。
ヘッドハンティングや転職が当たり前の時代。
日々考えて確立してきた技術やノウハウは、残念ながらすぐに流出します。
物理的な方法論は、もう一企業だけのものではなくなっていくように思います。
これからは、働いている人たちの人間性や情熱がつくるファンが
どれだけいるのかが勝負を決める。
確かに培ってきたテクニックやノウハウは重要ですが、その会社だからこそ
の人としての魅力をどれだけプラスアルファーできるのか?
会社は勤めている人たちで成り立っています。
その集まって来た人たちの織り成す人格が会社の人間性となります。
大海を知らない「井の中の蛙」ばかりが集まっていると会社が
立ちいかなくなります。
カエルを入れた水を少しずつ温めていくと、カエルは気づかずに、
ゆでガエルとなってしまう。
それが本当か作り話かわかりませんが、ちょうどよい熱さも通り過ぎ、
すでに40度越えをしてきたのではないかと感じます。
これから一気に熱湯になっていく予感。
不況の時に成長している会社もたくさんあります。
それは経営者も凄いのですが、スタッフさんたちも魅力が
あるんだと思います。
会社としての人間性を高めて、ファンを増やしていく事。
そこにフォーカスして、必要に応じてスタッフの増員を行い、
個性豊かな会社づくりをしていきます。
巡り逢えて良かったなと言ってもらえる会社を目指して!!
「巡り逢えて良かった!」
そうおっしゃっていただける事がございます。
とっても嬉しく名誉な事。
ありがたいお言葉です。
お客様だけでなく、仕入先様や外注先様にも感じていただきたい。
そのために日々夢中に開発ものづくりをしているのかもしれません。