アンダーカット形状の試作品は切削加工でできる?加工方法の選び方を解説
「アンダーカット形状があるため、切削加工では製作できないと言われた。」このようなご相談をいただくことがあります。射出成形ではスライド機構で対応できる形状でも、切削加工では工具が届かない部分があり、加工方法を工夫する必要があります。
しかし、すべてのアンダーカット形状が製作できないわけではありません。形状や使用する樹脂材料に合わせて加工方法を検討することで、試作品や評価部品の製作が可能になるケースは数多くあります。
例えば、ABSやポリカーボネートなど接着が可能な樹脂であれば、部品を分割して加工し、接着・組み立てを行う方法があります。一方、PBTやPOM、ナイロンなど接着が難しい材料では、多面加工や専用治具を活用し、できるだけ一体形状で加工できる方法を検討します。形状によっては、加工方向や工程を工夫することで、アンダーカットを実現できる場合もあります。
プラスチック加工.comでは、研究開発から生産現場まで対応しています。図面だけを見て「加工できる・できない」と判断するのではなく、製品の用途や必要数量、評価内容まで確認し、目的に合わせた加工方法をご提案します。必要に応じて協力会社ネットワークも活用し、最適な製作方法を検討します。
アンダーカット形状は、加工方法の選択によってコストや納期、完成度が大きく変わることがあります。試作品だからこそ、量産を見据えた加工方法を選ぶことが重要です。
「この形状は加工できるだろうか」と迷われた際は、図面段階からご相談いただけます。まずはご相談ください。
