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真空注型で現物から取っ手を製作

2019年9月19日 木曜日
農業関係のある工具の取っ手。 
とてもよく出来た握りやすい取っ手です。 その素晴らしい取っ手が付いた工具はとっくの昔に生産中止になっていて 製作してくれる会社が北海道ではない。 そこでアリスが製作致しました。
その素晴らしい取っ手が付いた工具はとっくの昔に生産中止になっていて
製作してくれる会社が北海道ではない。 そこでアリスが製作致しました。
まずは現物と勘合確認用の折れた鋸の刃を送っていただき、
その取っ手を分析。
何十年も使い込まれていて予想以上にボロボロでした。  
3Dスキャンしてもデータの修正に手間がかかる。
それに繊細で美しい形なのでスキャンも時間がかかる。
握り具合もしっとりなめらか。
元々一体なのですが、切削加工では再現できない細い切込みが あり、
分割となってしまう。  
様々な問題があり、リバースエンジニアリングで現物からデータを
作製して切削加工しても、ご希望の心地よい握り具合は再現できません。
そこで現物をマスターに真空注型で製作することにしました。
一体で製作できます。
それにしっとり感も2種類の材料を混合することで近い感じを 再現できる。
取っ手を磨き、傷などもパテやいろいろな方法で消して奇麗にしてから真空注型で転写しました。
髪の毛も再現するレベルなので奇麗に狙った通りにいきました。
真空注型では自動車の外装や内装、バンパーやヘッドライト、テールランプ
や部品関係など、たくさんの試作品や部品を製作しています。
そういった真空注型でモノづくりしたい場合はお気軽にお声かけ下さい。