2023年末のご挨拶
本年も「プラスチック加工.com」をご覧いただき、誠にありがとうございました。
2023年も多くの開発エンジニアの皆さま、メーカー様、商社様とのご縁をいただき、
試作・評価・検証に関わるさまざまな加工依頼に携わることができました。
図面が固まっていない段階でのご相談や、
「まずは1個だけ試したい」といった開発初期ならではのご要望、
短納期・高精度が求められる試作対応など、
現場のリアルな課題に向き合う一年でもありました。
2023年も変わらず大切にしてきたのは、
開発判断に使える試作品を、誠実につくることです。
来年も、期待を裏切らないものづくりを積み重ねてまいります。
どうぞ良いお年をお迎えください。
プラスチック加工・樹脂加工の切削加工は、プラスチック加工.comにお任せください。
図面や2D・3Dデータからの精密加工はもちろん、現物からのリバースエンジニアリングや
フリースケッチを活かした試作も豊富な実績があります。
CNCマシニングセンタや旋盤による切削に加え、金属やゴムなど異素材とのアッセンブリー
対応も可能です。
充填剤の封入や金属部品の溶接・追加工など、多様なご要望に柔軟に対応します。
開発エンジニアリング会社として、現場で役立つ製品づくりを追求してきた経験とノウハウを
活かし、試作から量産前検証、量産部品や生産ラインの部品や治具まで安心してお任せいただけます。
経験豊富なエンジニアスタッフが対応しますので、お気軽にお声掛けください。
ニューライト切削
今日はニューライトの切削加工です。
ニューライトは作新工業株式会社さまの登録商標で、
【UHMW-PE】(超高分子量ポリエチレン)の同等品となります。
比重が低く軽量かつ耐摩耗性、衝撃吸収性、滑り特性がとても優秀な材質です。
似た特性を持つPTFEより比較的安価であることから
食品機器の部品によく使用されます。
ナチュラル色は、乳白色(少し透明がかっています)で
表面の手触りは滑らかです。
上の写真のような長く薄板形状ですと、簡単に曲がるほど柔らかい素材です。
過去にご注文をいただいたものには
ガイドレールや、コンベアローラー、スクリューなどがあります。
注意点としては、
寸法安定性があまり良くないため
精密加工には向きません。
また、加工上バリが除去しづらいため
弊社ではブラスト仕上げなどをおこない、外観にも注意を払っています。
ユニレートPC
ユニレートPCは、強度・耐熱性・絶縁性・電気特性・寸法安定性(加工性)に優れており
吸水率は低く、電気絶縁材料に求められる性質を備えています。
※ユニレート=ユニレート(PCグレード)となります。
他にもグレードがあります。
良くご注文をいただくパーツとしては、
コンデンサー開閉器、絶縁プレート、電子部品、産業用ロボットパーツなど
幅広く使用されています。
耐熱性(120度)や耐候性、吸水性が低いことから、野外でも使用できる材質です。
切削性がよく、寸法も安定しているため、数十個や数百個/LOTの量産部品の切削
加工パーツをご注文いただくことも多々ございます。
テフロン切削
テフロン丸棒に長穴を切削。
(テフロン=PTFE)
トイレットペーパーの芯より長い形状でしたが
刃物はビビらず綺麗に加工できました。
もう一つご注文をいただいていた
長さ295mmの長穴も
両側から刃物を入れて加工。
中心部は多少の段差とバリが残りましたが
お客様の必要条件を無事クリアしました。
テフロンの白はとても美しいですね!
汚れもとてもよく目立ちます。
耐薬品性が抜群に優れているので
溶剤や食品を使用する機器パーツにおすすめの材質です。
流路プレート試作は透明樹脂で耐薬性も確保
最近、流体実験用の流路プレート試作のご依頼が増えています。液体の流れや気泡の挙動を確認するには透明樹脂が適しており、従来はアクリルでの製作が多くなっています。しかし「耐薬性が心配」という場合には、透明性と耐薬性・耐熱性を兼ね備えたPMP(ポリメチルペンテン/TPX)をおすすめしています。酸・アルカリや沸騰水、スチーム滅菌にも耐え、食品衛生法にも対応可能です。厚みのある部品では透明度がやや落ちますが、可視化モデルとして十分活用できます。プラスチック加工.comではPMP(ポリメチルペンテン/TPX)材を常時在庫しており、すぐに試験片の提供が可能です。
流路プレートの試作や評価モデルのご相談は、プラスチック加工.comに
お気軽にお問い合わせください。
トライ要素のあるポリカーボネート(PC)透明パイプ加工
ポリカーボネート(PC)透明パイプの外形を削り、薄肉にする加工は、長物や薄肉形状のため切削中に刃物がビビり、表面がガタつきやすく「やってみないとわからない」ケースがほとんどです。そのため、多くの加工業者では一言で「加工不可」と断られることもあります。株式会社アリスでは、リスクをご理解いただいた上で製作し、納品後にはお客様と製品の仕上がりについてフィードバックを行っています。「思ったより綺麗」「もう少し形状を変えて試したい」などのご意見をもとに、開発現場で活用される試作を提供。刃物のビビリや仕上がり条件も事前に説明し、安全かつ実践的なトライ加工を行っています。加工でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
リバースエンジニアリングで実現する、バイク部品カスタマイズという選択
プラスチック加工.comでは、現物部品から形状を読み取り、
新たな価値を加えて再構築するリバースエンジニアリングを得意としています。
今回ご紹介するのは、バイクのエンジン部に取り付けられているカバー部品のカスタマイズ事例です。
既存の純正部品をベースに、新しいデザインのカバーを削り出しで製作しています。
純正部品では満足できない。だから「削り出し」を選ぶ
取り外した純正カバーは、鋳物製で黒の焼付塗装仕上げ。
一度は塗装によるカスタマイズを試みましたが、
仕上がってきた色味がイメージと合わず、納得できる結果にはなりませんでした。
「それなら、いっそ形状からつくり直そう。」
そう考え、アルミ削り出しによる完全オリジナルパーツ製作へ方向転換。
最終的な仕上げは、青アルマイトを想定しています。
現物から3Dデータ化。ここがリバースエンジニアリングの要
まずは現物部品を取り外し、3Dスキャンによるデジタルデータ化を行います。
レーザーポインター方式の3Dスキャンでは、
わずかな誤差や歪みが生じる可能性があります。
特に重要なのが、エンジンと接触する取付面。
ここに反りや歪みがあると、オイル漏れなど重大なトラブルにつながります。
そのため、データだけで判断せず、必ず試作で実物検証を行います。
可視化プロトタイプで、勘合と内部動作を徹底確認
最初の試作では、ポリカーボネート(PC)を使用。
透明材料を用いることで、
・勘合状態
・内部クリアランス
・動作時の干渉
を実物を見ながら確認できます。
ポリカーボネート板をCNCマシニングセンタで切削し、
プロトタイプを製作。
加工直後は切粉やバリが残りますが、
これはあくまで検証用モデル。問題ありません。
デザイン検証から本製作へ
次工程では、表側の加工を行い、
オリジナルデザインとしての意匠確認を実施。
実際にバイクへ取り付け、
見た目・存在感・バランスをチェックします。
最終的な本製作では、
A7075(超々ジュラルミン)という高強度アルミ材を使用予定。
プラスチック加工.comは、
樹脂だけでなくアルミ削り出し加工も得意分野です。
現物から、あたらしい価値を生み出す
図面がなくても、
現物があれば、形状を読み取り、設計し直し、
用途・デザイン・機能を進化させることができます。
バイク部品に限らず、
「この部品をカスタマイズしたい」
「もう手に入らない部品を作り直したい」
そんなご相談があれば、ぜひプラスチック加工.comにお声かけください。
リバースエンジニアリングで、
“ものづくりの可能性”をもう一段先へ。
レンズ・光学パーツの透明切削で培った“見た目品質”へのこだわり!!
レンズ、導光体、ライティングパーツなどの光学系透明部品は、
わずかな加工傷や面の乱れ、光の反射ムラによって、
製品としての価値が大きく左右される分野です。
透明であればよい、形になっていればよい、というレベルでは通用しません。
**「どう見えるか」「どう光が通るか」**まで含めて評価されるのが、
光学パーツの世界です。
プラスチック加工.comでは、
これまで数多くのレンズ切削や光学用途の透明部品を手がけてきた経験から、
高透明・高精度が求められる光学モデルの試作にも対応しています。
対応実績の一例として、
・レンズ形状の試作モデル
・ライトガイド(導光体)のプロトタイプ
・光学特性を確認するための検証用モデル
・意匠と光り方を同時に確認するデザインモック
などがあります。
これらの加工で求められるのは、
「美しく仕上げる技術」と「光学的に破綻しない精密さ」の両立です。
どちらか一方だけでは、評価に耐えるモデルにはなりません。
そのためプラスチック加工.comでは、
材料の特性、加工面の方向、刃物の状態、切削条件、
さらには研磨時の圧力やテンションといった、
数値化しにくい要素にまで配慮した工程管理を行っています。
こうした積み重ねが、透明度の高い光学モデルを支えています。
光を扱う透明パーツだからこそ、
「見た目品質」に妥協しない加工会社を選びたい。
そんなときは、ぜひプラスチック加工.comにお任せください。
小ロットでも“一部だけ透明”が選べる開発サポート
プラスチック加工.comには、試作や小ロット製造の現場から
こんなご相談が数多く寄せられます。
「すべてを透明にする必要はないが、
評価用として数個だけ透明で作りたい」
実際の開発現場では、
・内部機構を確認したい
・摺動や干渉を目視でチェックしたい
・プレゼン用に透明モデルを混ぜたい
といった理由から、**“一部だけ透明”**というニーズが非常に多く存在します。
たとえば──
・5個中1個だけを透明にして、内部構造を確認
・成形試作品100個のうち、10個だけ透明で評価
・標準色と透明を組み合わせた比較用サンプルセット
こうした細かな要望にも、プラスチック加工.comは柔軟に対応しています。
透明品と不透明品を同時に製作する場合、
材料管理・加工条件・仕上げ方法を切り替えながら進める必要があり、
実は高い加工管理能力が求められます。
少量だから簡単、というわけではありません。
プラスチック加工.comは、開発試作を数多く手がけてきた経験から、
少量・多品種・条件違いの加工を得意分野としています。
必要な分だけ、必要な色で、必要な材料を使う。
無駄を出さず、開発スピードを落とさない提案を行います。
小ロットでも、試作でも、自由度を犠牲にしたくない。
そんなときは、ぜひプラスチック加工.comの対応力をお試しください。
