切削加工で重要な熱のコントロール
切削加工で難しいのは、熱を持たさないということです。
CNCマシニングセンタや旋盤といった機械で加工するのですが、
切削加工の摩擦熱でワークや刃物などが熱をもちます。
刃物を回転させるかワークを回転させるのかといった違いはありますが、
マシニングセンタでも旋盤でも摩擦熱が発生します。
クーラントで冷却しますが、熱はどうしても発生します。
その熱が、ワークや刃物を膨張させ、ソリや加工寸法のズレと
なってしまいます。
プラスチック樹脂やアルミ金属といった素材ごと、カタチ
ごとに違う切削加工条件を設定できるか?
ソリや加工寸法のズレを起こさない、的確な回転数、送り、
切込みで機械加工ができるか?
それが機械加工の技術力となります。