アクリル(PMMA)とポリカーボネート(PC)の透明度比較|透明切削加工で分かったこと
透明レンズや光学部品の試作では、「アクリル(PMMA)とポリカーボネート(PC)のどちらを選べばよいか」というご相談をいただくことがあります。
プラスチック加工.comでは、透明切削加工によるレンズ試作品を数多く製作しており、お客様のご要望に応じて両方の材料で試作品を製作し、実際に比較評価していただくケースもあります。
これまでの評価では、目視による透明感については、アクリルとポリカーボネートの違いがほとんど分からないというご意見をいただくことが少なくありません。一方で、表面粗さを測定すると、ポリカーボネートの方が良好な数値となるケースがありました。また、光線透過率についても、それぞれの材料特性を十分に活かした仕上がりであるとの評価をいただいています。
もちろん、レンズ形状や肉厚、加工条件によって結果は変化するため、すべての形状で同じ結果になるとは限りません。しかし、実際の試作品を比較することで、用途に適した材料を選定しやすくなります。
透明切削加工では、加工技術だけでなく、材料ごとの特性を理解したうえで試作品を製作することが、設計段階での適切な判断につながります。
