【切削加工】分割加工のツボ
切削加工では、複雑な形状を一体加工で製作することが最適とは限りません。部品形状によっては、複数のパーツに分割して加工し、接着や溶着、ネジ止め、ピン打ちなどで組み立てる方が、品質・コスト・納期のすべてにおいてメリットが大きくなる場合があります。
例えば、工具が入り込めない細穴や深い溝、内部形状、アンダーカットなどは、一体加工では加工方法が大きく制限されます。そのような形状でも、加工しやすい形状に分割することで、それぞれの部品を高精度に製作し、最終的にご要望どおりの形状を実現できます。
また、分割加工は加工時間の短縮にもつながります。複数の部品を同時進行で加工できるため、工程を効率化でき、開発試作で重要となる短納期にも対応しやすくなります。
樹脂材料では、ABSやポリカーボネート(PC)、PPS、PEEKなど接着が可能な材料であれば、接着や溶着によって一体化する方法を選択できます。一方、POMやナイロン、PBTなど接着が難しい材料では、ネジ止めやピン打ちなどの機械的な固定方法を採用し、必要な強度や精度を確保します。
分割加工で重要なのは、単純に部品を分けることではありません。どこで分割すれば加工しやすいか、組み立て後の精度を維持できるか、外観や機能に影響しないかを考えながら設計することが重要です。この分割位置の判断こそが、試作加工のノウハウであり、加工技術の差が表れる部分でもあります。
プラスチック加工.comでは、複雑な開発試作モデルや評価用部品、生産設備部品の製作において、形状や材質に合わせた最適な分割加工をご提案しています。
「この形状は切削加工では難しい」と思われた部品でも、加工方法を工夫することで実現できる場合があります。複雑な開発試作モデルや機械加工部品の製作は、ぜひプラスチック加工.comへご相談ください。
