PES透明樹脂を選ぶ理由|ポリカでは耐熱性が足りない場合の材料選定
透明部品の材料としては、アクリル(PMMA)やポリカーボネート(PC)がよく知られています。
しかし、高温環境で使用する部品では、透明性だけで材料を決めることはできません。
そこで候補になる材料の一つが、PES(ポリエーテルサルフォン)です。
PESは琥珀色の透明性を持ちながら、高い耐熱性を備えています。そのため、内部を確認できることに加えて高温環境への対応が必要な部品では、一般的な透明樹脂とは違った選択肢になります。
設計で重要なのは、「最も性能の高い材料」を選ぶことではなく、実際の使用条件に必要な性能を整理することです。
透明度を最優先するのか、耐熱性が重要なのか、寸法精度や機械的特性まで必要なのかによって、PC、PMP、PESなどの使い分けは変わります。
また、試作段階では切削加工を利用することで、金型を作る前に実際のPES材で部品を製作できます。設計変更にも対応しやすく、少量の機能評価にも適しています。
プラスチック加工.comでは、PESを含む透明・高耐熱樹脂の切削加工に対応しています。PCやPMPなどとの材料選定で迷われている場合も、使用条件や評価目的からお気軽にご相談ください。