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ポリカーボネート試作モデルで内部構造や動作を可視化

2017年4月11日 火曜日

試作部品の内部で何が起きているのかを確認したくても、通常の不透明な材料では外側から観察できません。そのような開発課題に活用されているのが、ポリカーボネート(PC)を切削加工した透明試作モデルです。

ポリカーボネートは、透明性だけでなく耐衝撃性にも優れています。アクリルでは割れや破損が心配される試験や、部品の組付け、繰り返しの動作確認を伴う用途では、ポリカーボネートが選ばれることがあります。

用途は、製品筐体、機構確認モデル、流体観察部品、レンズ、カバー、組立治具などさまざまです。実際の形状を透明化することで、部品同士の干渉、内部機構の動き、液体や空気の流れ、気泡の発生位置などを目視で確認できます。

ただし、ポリカーボネートを切削するだけで高い透明度が得られるわけではありません。切削面には工具跡が残るため、要求される透明度や観察方向を確認し、加工条件と透明化処理を組み合わせる必要があります。

すべての面を同じように仕上げるのではなく、内部を観察する面、寸法精度を優先する面、組付けに使用する面を整理することも重要です。透明度を必要な部分に絞ることで、品質を維持しながら製作費を抑えられる場合があります。

プラスチック加工.comでは、モデルの使用目的から必要な透明度と加工精度を検討し、評価に役立つポリカーボネート試作モデルを製作しています。