吸水率
ここのところ異様に雨が降り続いていますね。
また梅雨が戻ってきてしまったかのような感覚で、
お洗濯もはかどりません。
あちこち湿気を含んでジメジメ。
実は、樹脂も吸水することをご存知ですか?
樹脂により吸水率は異なりますが、
吸水すると、樹脂は膨張したり変形したりします。
吸水率が高いもの(吸水率1%以上)では、
→ナイロン・ウレタン樹脂など
ナイロンは洋服にも使用されているので想像しやすいですね。
吸水率0.1~1%程度のものでは、
→POM、アクリル、PC、ベークライト、MCナイロンなど
グレードによっては当てはまらない場合もありますが
大半の樹脂が該当します。
吸水率0.1%以下のものでは、
→テフロン、PE、PP、PPSなど
身近なものではプラスチック食器などに使用されるPE,PPや
フライパンのコーティングで有名なテフロンはほとんど吸水しません。
水周りで使用するパーツや、寸法精度が厳しいものを製作する場合には
吸水率も大切な選定条件になります。
アリスでは、材料選定をお任せいただくことも可能です。
そのためには、環境や使用方法などが大切な条件になりますので
ご依頼をいただく際には、必ずお伺いするようにしております。
やまない雨はありませんが、
はやく天気が良くなりますように。