昔ながらのノコギリ取っ手を現物から再現して製作
お客様から依頼があり、ノコギリの取っ手を現物から製作しました。
もう製造メーカー様が存在せず、相談先でも断られて困っていたとの事。
3Dスキャンして3Dデータを作成。
分析した結果、切削加工で製作するには、ノコギリ刃を差し込む
細く深い溝が再現できません。
分割貼り合わせという方法になります。
なんとか一体で製作したい。
また現物の握り心地を再現したい。
そこで、工夫して15個製作しました。
しっとりとした握り具合や質感は再現できました。
お客様も大喜び。
とても握りやすい取っ手だったので、再現できて良かったです。
何十年と使っているので、とてもくたびれていました。
そこでできる限りの手直しをして、現物を元にして新作しました。
刃物のはめ具合は現物より少し固め。
使っているうちによくなるはずです。
長持ちしますように。
※画像の使用は客先から許可をいただいております。
ご要望を超える仕事を実現していきますので、よろしくお願い致します。