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コップをリバースエンジニアリング

2021-04-30(金) blogs

【リバースエンジニアリング_Created by Arice Inc】

まずは買って来たコップを3Dスキャンナーでスキャン。

スキャンした点群データをポリゴンデータ化。

ポリゴンデータをGeomagic Design Xでソリッドデータ化。

UGやVISI、MastercamといったCADを使って機械加工用

のNCデータに変換。

この工程で、現物をデジタルデータ化(3Dデータ化)。

3Dデータがあれば、重要管理寸法を記入する2Dデータ

が簡単に間違いなく作成できます。

今は3Dデータから作成して2次元化するのが主流。

2Dデータを作成してから3Dデータ化すると間違い

や勘違いが起こります。

公差や製作注意点などを記入した製作図面化も3Dデータが

あれば、すぐにできます。

3Dデータを作成しておくと便利です。

これから強みとなるもの

2021-04-30(金) blogs

これからの独自の作業ノウハウというものは通用しないのだと思います。

作業レベルのノウハウは、ウェブで探せばユーチューブ動画などで

見つかります。

毎日作業する中で発見した作業を標準化した作業ノウハウは、

転職なども含めて秘密保持できなくなって来ています。

気づいたり、知れば誰でもできる方法論では、いつまでも独自性を

保つのは難しい。

ですから開発ものづくりアリスでは、思考力やアイデア、ヒラメキといった

能力に重点を置いています。

スタッフには開発エンジニアとしての発想力や機転を常に求めています。

開発ものづくりでは、クリエイティブする力が必要です。

ノウハウとしている製作方法も変化していってます。

その方法が正しい訳ではない。

毎回、より良い製作方法をクリエイトするように指示しています。

常に良くしていく知恵や発想力を鍛えているので、作業方法が進化

していきます。

常に進化するノウハウ。

それが当然であり、昔ながらの匠の技を今の道具を使って最先端の

技術に発展させていくことが重要だと考えています。

いくら作業を極めても、本当にできない熟練の技と呼べる技術は

全体の5%にも満たない。

30年や50年やり続けての匠の技を身に付けるのには絶対的な長い時間が

必要です。

熟練はしていくべきではありますが、95%の技術はデジタルデータとして

論理的に分析して誰でもできるように標準化できます。

熟練していきながら、発想力を鍛えて、1件1件をアイデアで勝負する。

そのクリエイティブ力が、これからのノウハウだと考えています。

メーカーエンジニア様の開発ものづくりはアリスのぜひお声かけ下さい。

ポリメチルペンテンTPXの高透明度素材

2021-04-30(金) blogs

PMP(ポリメチルペンテン)TPXの厚み10㎜板が高透明です。

まだ試作品のため厚みのバラつきが±0.5~1.0mmと大きいので

確実なのは厚み9㎜以下で使用できます。

厚み9㎜以下の切削加工品で透明度が必要な場合は、ぜひお声かけ下さい。

今までの厚み30㎜から切削加工した部品よりは、かなり高透明で製作できます。

PMP(ポリメチルペンテン)TPXの切削加工部品はぜひアリスに

お声かけ下さい。

薄肉切削加工サンプル

2021-04-29(木) blogs

開発試作アリスの切削加工技術を紹介致します 。

①ポリカーボネート(PC)

②ジュラコン(POM)

③アクリル(PMMA)

④PPS

4種類の素材で切削加工の限界を探求するサンプルを製作。

☆極薄肉圧パイプ形状(太い)×1

   外形:φ15.1/内径:φ15.0(厚み:0.05)×高さ25

☆極薄肉厚パイプ形状(極細)×3

 外形:φ1.1/内径:φ1.0(厚み:0.05)×高さ25

硬質プラスチックがゴムみたいになっています。

※アクリルの極細パイプ形状は撮影中に2つ折れちゃいました。

再製作します。

薄肉の切削加工品を試作するときは、ぜひアリスにお声かけ下さい。

切削加工と射出成形の分岐点

2021-04-29(木) blogs

プラスチック樹脂は、金属と比べると金型製作費や射出成形費が安価です。

簡単な形状であれば数十個であっても金型を製作して射出成形で部品を

製作する方が安価になる場合がございます。

数量が限定で、もう増える事がない部品は切削加工で製作する方が価格や

納期なども含めてメリットがあります。

発注ロットは数十個や数百個と少なくても、追加の可能性が高い場合は

多少高くても金型を製作して射出成形で部品を製作するのがメリットが

あります。

切削加工は、ある程度以上の数量までいくと、費用が安くなりません。

プログラムや、機械オペレート、仕上や材料など、作業効率がある程度

以上で変わらなくなり、コストが下がらなくなります。

射出成形では、発注ロットが多ければ、金型を2個取りとか4個取りと

いった1ショットで複数個を製作できるようにするので数量が増えれば

増えるほど、安価になりやすい製作方法となります。

切削加工と金型を製作しての射出成形。

費用だけでなく、納期や品質なども含めてトータル的な判断は(株)

アリスで提案させていただきます。

数量的には海外生産できない範囲のご発注が多くなっています。

一概には言えませんが、数万個~数百個は金型を使っての射出成形、

数百個~1個といった範囲が切削加工という場合が多と思います。

切削加工と金型を製作しての射出成形で判断をお迷いの場合は、

ぜひご連絡願います。

他社製や図面の無い部品を追加工や改造

2021-04-29(木) blogs

海外や他社で製作された部品や、図面の無い部品の追加工依頼が多々

あります。

お話では、倒産や廃業などが多いようです。

それに新作だけで、追加工や部品の改造などに対応していない会社様も

多いようです。

海外で製作した部品で初期ロットで不具合があったので、追加工で

手直しを行う場合なども多いようです。

数量は500個や1,000個などのロットで数回や数十回のご発注となる

ケースも多々ございます。

総数では数万個になる場合もございます。

図面やデータがない場合はもちろん、あっても成形品や鋳造品では、

ソリや歪が発生していたり、図面データと微妙に違う場合があります。

ご支給いただいた現物をよくチェックして、個体差や図面データとの

違いを許容できる追加工用の治具を考案して作らないといけません。

加工の基礎知識と追加工や改造をして来た数多くの経験やデータがないと

対応できないのが部品の追加工や改造です。

(株)アリスでは、培ってきた経験やノウハウを駆使して、貴社の

追加工や改造のご要望を満たします。

現物の追加工や改造はお気軽にお声かけ下さい。

本当のご要望を察知する共感力

2021-04-28(水) blogs

開発ものづくりアリスは、 CRMという考え方をベースにしています。

CRM=customer relationship managementの略です。

お客様との関係を深めていく事で、 ご要望を的確に理化して、お一人

おひとりの状況などに応じた、きめ細かい対応を行う事で、より良好な

関係を構築していき、貢献度を高めるという考え方の事です。

私たちは、お客様の開発現場に貢献する事が使命です。

使命を果たすためには、お客さまが何を望んでいるのかを深く理解する

ことが重要です。

他人事にならず自分事として仕事に責任を持って取り組んでいます。

開発ものづくりのプロフェッショナルとして技術がある事は当たり前です。

お客様の本当の望みを見極めて、実現するための課題解決力やヒラメキを

磨いていく事で開発現場に役立つ会社で在り続けたいと思います。

汎用機やCNC加工機械や道具の長所を効果的に使う

2021-04-28(水) blogs

人と同じで、加工設備や道具にも長所と短所があります。

そこで重要なことは、人も、加工設備も、道具も知り尽くすこと。

そのクセや使い方を、深く熟知していくことが大切に思います。

より深く理解して、適材適所の使い方をすれば、最高の

パフォーマンスを発揮できます。

試作品の加工では、いろいろな加工設備や道具を駆使しています。

ですが、まだまだ加工設備や道具のポテンシャルを引き出せてない

ように思います。

機械や道具を熟知することも開発エンジニアの重要な技術では

ないかと思います。

ポリアセタール(POM)で摺動部品を製作

2021-04-28(水) blogs

ポリアセタール(POM)で摺動部品を製作しています。

機械加工がメインで、50個や100個、500個ぐらいまでが多くなっています。

ギアはポリアセタール(POM)白か黒で切削加工して製作。

FA(省力化機器)や生産設備用部品など用途は様々です。

内側や外側にタップ加工する加工部品も多いです。

ポリアセタール(POM)で部品や治具、試作サンプルを製作する場合は

ぜひ(株)アリスにお声かけ下さい。

人はカタチにするまで良さがわからないもの

2021-04-27(火) blogs

商品開発の最重要テーマは、間違いなく確実に売れる商品を創ること。

たとえ素晴らしく斬新なアイデアであっても、確実に売れる確証がなければ、

ボツになることもたくさんある。

そうメーカーエンジニア様から聞いています。

どうしても確実に売れる商品が最重要となると、既存モデルに新機能を

プラスした保守的な商品になってしまう。

今までに無い斬新なアイデアで大ヒットする製品をリリースするには、

売れないかもしれないというリスクに挑戦する決断が必要となります。

そのリスクを減らして、売れる確証を積み上げていくために、試作モデルが

創られています。

人はカタチにして確かめていかないと、本当の良さがわかりません。

リアリティーな実物を見て、さわって、良さが分かります。

大ヒットするようなおNEW要素の強い開発商品ほど、たくさんの試作

モデルが何度も創られています。