アルミの溶接は難しい?
「いつもの鉄工所さんにお願いしたら、断られた」
と困っているお客様から見積依頼が来ました。
内容は、アルミの溶接。
実は、溶接加工をされる企業のほどんどは
ステンレスや鉄などの材質に溶接されていることが多いようで
弊社の協力会社さまでも
「アルミはちょっと…」と毛嫌いされている様子。
アルミの溶接は難しいのでしょうか…?
皆さんご存知のとおり
アルミは熱伝導率が非常に高く、融点は660度と他の金属と比較してかなり低いです。
溶接加工を行うと、熱が母材にすぐに伝わってしまうため 簡単に母材自体が溶け落ちてしまいます。
加えて、溶接中に発生するガスによって”ス”が生じやすく、溶接が弱い=破損しやすい といったこともあります。
溶接の方法としては、アルゴン溶接という一般的な溶接方法で良いのですが、
ステンレスや鉄などの溶接と感覚が大きく異なる為 職人の腕が必要となります。
私たちの生活で活躍しているアルミの特性は、溶接工の職人さんにとってはかなり厄介であることがわかります。
一方でアルミの溶接を得意にしている職人さんもいますので、
「困ったな…」ということがございましたら
アリスにお声掛けください。
板金加工、曲げ、溶接、表面処理も、すべてお任せください。
それにしても、職人さんって格好いいですよね!
いつも見ていてときめいてしまいます^^
日本の技術がこれからも繋がっていきますように。