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紙ベークの板厚公差

2021年7月6日 火曜日

見た目にもツルツルで光沢が美しい紙ベークですが
切削してみると、切削面はザラザラと白っぽくツヤが無くなります。

 

製造工程で金属板の間に挟み込み圧力と熱をかけて製造されるため
表面は金属板の光沢・滑らかさが転写されているそうです。

 

プリント配線基板や配電盤関係の部品でご注文をいただくことが多いですが
いつも困るのが「板厚公差」です。

 

紙ベークの板厚公差は、他の樹脂より厚さ許容差が大きく
例えば、12tの許容差は±0.5もあります。

 

 

表面のツルツルを活かして加工をしようとすると
ザグリ加工などの寸法が 板の厚みの違いにより狂ってしまうため
精度が出ないという問題が出てくるのです。

 

こういった場合、株式会社アリスでは
お見積りのご依頼をいただいた際に 2通りのお見積りを提出いたします。
①板厚そのままで加工して、光沢のある表面を重視する方法
②厚めの板からフライス加工にて加工、寸法重視する方法

 

お客様のご要望に合わせて製作可能です。
板厚公差についても、都度お伝えいたしますのでご安心ください。

 

お引き合いお待ちしております。