ものづくりでは、手の抜きどころを見つけることが重要だと思います。
手抜きで品質を劣化させたり、不具合に至るようなズルをすることではございません。
ひとつひとつ真っ向から取り組んで全力で丁寧に作り込む。
その作業工程から、無駄やロスを省き、ポイントを抑えての合理化を図ること。
その手の抜きどころを見つけて、仕事を洗練化させていくこと。
毎回、同じ作業を繰り返すのではなくて、よりよくを考えながら
製作していくことが、ものづくりのクオリティをアップさせる。
品質を向上させながら、手の抜きどころを見つける感性や思考力も、
開発試作品を創るうえでの重要な能力であり、高度な技術だと思います。