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海外で生産する2色成形を国内で検証②

2020年10月1日 木曜日

2色成形を行う場合は、まず材料の選定がポイントとなります。

例えば導波路と樹脂ブッシュを2色成形したい場合、どちらを先に

成形するかを決めます。

透明部品の導波路を先に成形する事にすると、導波路の成形温度が

樹脂ブッシュよりも高くないと導波路が溶けてしまいます。

そこでまずは樹脂ブッシュの材質を決定します。

使用する環境や条件などを含めて樹脂ブッシュの材料をポリカー

ボネート(黒)で決定。

導波路は、ポリカーボネート(透明)で検討していましたが、同材質なので

2色成形で溶ける可能性があります。

そこで、ポリカーボネートよりも溶解温度の高いアクリル系の樹脂にする事に

決定。

まずは、アクリル系樹脂の板を入手して切削加工で試作品を20個製作。

機能テストして、導波路として問題ない事を検証して確認。

導波路と樹脂ブッシュの勘合具合を確認するために樹脂ブッシュも

ポリカーボネート(黒)で20個製作。

試作では溶着で勘合させて機能テストをしてもらいました。

20個の試作サンプルで2色成形する場合の部品形状や素材の確認、

光センサーの機能検証などをクリアしてから、2色成形の検証に

進めます。

次は、2色成形を海外生産するためにまずは国内で検証を行います。