ヘアライン加工
【ヘアライン加工】ってご存知ですか?
私なんかはツヤッツヤの黒髪美女を思い浮かべちゃいます。
金属の表面処理のひとつなのですが、
一方方向にシャーッと髪の毛のような細かいキズをつける・磨く加工のことです。
もともとヘアライン加工が施されている金属板を購入することも可能ですが、
溶接などの加工を施した後の表面は小傷がいっぱいになりますので
ヘアライン仕上げをすることで見た目は美しくなります。
研磨ベルトを回転させることで、細かいキズをつけているのですが、
研摩ベルトの番手の種類も選ぶことができるので、
金属的な質感を強調したり、つや消しにも重宝されています。
その他、金属加工の表面処理には、ブラスト加工というものもあります。
同じくキズやツヤを消すために、加工を施されるのですが
メディアという 小さく砂のような粒を表面に吹き付けて表面を荒す加工です。
表面は小さな凸凹ができ、梨地・シボといった表現が可能です。
こちらも吹き付けるメディアの種類によって、見た目の印象や手触りが大きく異なります。
ブラスト加工を施すことにより、指紋がつきにくくなったり、キズが目立たなくなったり。
よく見ると、私たちの生活用品はこういった表面加工が施されているものがほとんどですね。
試作だから、小ロットだから、と妥協されることもあると思いますが
やはり見た目の印象、肌触り、使い勝手も大切な要素です。
どのような加工が良いのかわからない、といった問い合わせでも大丈夫です。
御使用状況や環境によってご提案させていただくことができますので
お気軽に、アリスにお問い合わせください。