リバースエンジニアリングでバイク部品をカスタマイズ
所有しているバイクのエンジン部にあるカバーを現物からリバースエンジニアリングで
新しいデザインのカバーを削り出しで製作しています。
取付してあった純正カバーは鋳物で製作されています。
表面処理は黒の焼付塗装でした。
その純正カバーを青にしようと塗装屋さん依頼。
でも、もっと美しく似合う凄い色があるから任せて欲しいと言われました。
そこで焼付塗装色はお任せ。
結果、なぜがエンジ色のメタリックになって戻って来ました。
それがあまりにも似合ってなかったので、アルミを削り出しで製作、表面処理は
青アルマイトで行おうと思っています。
まずは部品を外してリバースエンジニアリング。
3Dデジタルデータにしました。
レーザーポインターでの3Dスキャンなので誤差や歪みが怒っている
可能性があります。
特にセットする面はソリや歪みがなくピッタリと勘合しなければオイル
漏れします。
そこで試作して勘合状態や微妙な寸法関係を実際に取り付けて確かめます。
内部の動きも見れるようにポリカーボネート(透明)で可視化します。
ポリカーボネート板からCNCマシニングセンタで切削加工してプロトタイプ
試作品を製作します。
画像は内側をポリカーボネート板から削ったところ。
機械加工して機械から外した時は切子やバリが残っています。
次は裏返して表側の加工です。
オリジナルのデザインにしたので、バイクに取り付けて意匠検証もします。
新作するパーツは、A7075というアルミの高級素材になる材料板から
削り出して製作します。
アルミ加工も得意中の得意です。
ただ実務が優先なので、なかなか進みません。(笑)