薄肉切削加工サンプル
開発試作アリスの切削加工技術を紹介致します 。
①ポリカーボネート(PC)
②ジュラコン(POM)
③アクリル(PMMA)
④PPS
4種類の素材で切削加工の限界を探求するサンプルを製作。
☆極薄肉圧パイプ形状(太い)×1
外形:φ15.1/内径:φ15.0(厚み:0.05)×高さ25
☆極薄肉厚パイプ形状(極細)×3
外形:φ1.1/内径:φ1.0(厚み:0.05)×高さ25
硬質プラスチックがゴムみたいになっています。
※アクリルの極細パイプ形状は撮影中に2つ折れちゃいました。
再製作します。
薄肉の切削加工品を試作するときは、ぜひアリスにお声かけ下さい。
切削加工と射出成形の分岐点
プラスチック樹脂は、金属と比べると金型製作費や射出成形費が安価です。
簡単な形状であれば数十個であっても金型を製作して射出成形で部品を
製作する方が安価になる場合がございます。
数量が限定で、もう増える事がない部品は切削加工で製作する方が価格や
納期なども含めてメリットがあります。
発注ロットは数十個や数百個と少なくても、追加の可能性が高い場合は
多少高くても金型を製作して射出成形で部品を製作するのがメリットが
あります。
切削加工は、ある程度以上の数量までいくと、費用が安くなりません。
プログラムや、機械オペレート、仕上や材料など、作業効率がある程度
以上で変わらなくなり、コストが下がらなくなります。
射出成形では、発注ロットが多ければ、金型を2個取りとか4個取りと
いった1ショットで複数個を製作できるようにするので数量が増えれば
増えるほど、安価になりやすい製作方法となります。
切削加工と金型を製作しての射出成形。
費用だけでなく、納期や品質なども含めてトータル的な判断は(株)
アリスで提案させていただきます。
数量的には海外生産できない範囲のご発注が多くなっています。
一概には言えませんが、数万個~数百個は金型を使っての射出成形、
数百個~1個といった範囲が切削加工という場合が多と思います。
切削加工と金型を製作しての射出成形で判断をお迷いの場合は、
ぜひご連絡願います。
他社製や図面の無い部品を追加工や改造
海外や他社で製作された部品や、図面の無い部品の追加工依頼が多々
あります。
お話では、倒産や廃業などが多いようです。
それに新作だけで、追加工や部品の改造などに対応していない会社様も
多いようです。
海外で製作した部品で初期ロットで不具合があったので、追加工で
手直しを行う場合なども多いようです。
数量は500個や1,000個などのロットで数回や数十回のご発注となる
ケースも多々ございます。
総数では数万個になる場合もございます。
図面やデータがない場合はもちろん、あっても成形品や鋳造品では、
ソリや歪が発生していたり、図面データと微妙に違う場合があります。
ご支給いただいた現物をよくチェックして、個体差や図面データとの
違いを許容できる追加工用の治具を考案して作らないといけません。
加工の基礎知識と追加工や改造をして来た数多くの経験やデータがないと
対応できないのが部品の追加工や改造です。
(株)アリスでは、培ってきた経験やノウハウを駆使して、貴社の
追加工や改造のご要望を満たします。
現物の追加工や改造はお気軽にお声かけ下さい。
本当のご要望を察知する共感力
開発ものづくりアリスは、 CRMという考え方をベースにしています。
CRM=customer relationship managementの略です。
お客様との関係を深めていく事で、 ご要望を的確に理化して、お一人
おひとりの状況などに応じた、きめ細かい対応を行う事で、より良好な
関係を構築していき、貢献度を高めるという考え方の事です。
私たちは、お客様の開発現場に貢献する事が使命です。
使命を果たすためには、お客さまが何を望んでいるのかを深く理解する
ことが重要です。
他人事にならず自分事として仕事に責任を持って取り組んでいます。
開発ものづくりのプロフェッショナルとして技術がある事は当たり前です。
お客様の本当の望みを見極めて、実現するための課題解決力やヒラメキを
磨いていく事で開発現場に役立つ会社で在り続けたいと思います。
汎用機やCNC加工機械や道具の長所を効果的に使う
人と同じで、加工設備や道具にも長所と短所があります。
そこで重要なことは、人も、加工設備も、道具も知り尽くすこと。
そのクセや使い方を、深く熟知していくことが大切に思います。
より深く理解して、適材適所の使い方をすれば、最高の
パフォーマンスを発揮できます。
試作品の加工では、いろいろな加工設備や道具を駆使しています。
ですが、まだまだ加工設備や道具のポテンシャルを引き出せてない
ように思います。
機械や道具を熟知することも開発エンジニアの重要な技術では
ないかと思います。
ポリアセタール(POM)で摺動部品を製作
ポリアセタール(POM)で摺動部品を製作しています。
機械加工がメインで、50個や100個、500個ぐらいまでが多くなっています。
ギアはポリアセタール(POM)白か黒で切削加工して製作。
FA(省力化機器)や生産設備用部品など用途は様々です。
内側や外側にタップ加工する加工部品も多いです。
ポリアセタール(POM)で部品や治具、試作サンプルを製作する場合は
ぜひ(株)アリスにお声かけ下さい。
人はカタチにするまで良さがわからないもの
商品開発の最重要テーマは、間違いなく確実に売れる商品を創ること。
たとえ素晴らしく斬新なアイデアであっても、確実に売れる確証がなければ、
ボツになることもたくさんある。
そうメーカーエンジニア様から聞いています。
どうしても確実に売れる商品が最重要となると、既存モデルに新機能を
プラスした保守的な商品になってしまう。
今までに無い斬新なアイデアで大ヒットする製品をリリースするには、
売れないかもしれないというリスクに挑戦する決断が必要となります。
そのリスクを減らして、売れる確証を積み上げていくために、試作モデルが
創られています。
人はカタチにして確かめていかないと、本当の良さがわかりません。
リアリティーな実物を見て、さわって、良さが分かります。
大ヒットするようなおNEW要素の強い開発商品ほど、たくさんの試作
モデルが何度も創られています。
ポリプロピレン(PP)ケースの設計製作
ポリプロピレン(PP)の筐体を機械加工で製作しました。
ヒンジ機能とロック機能があるため、耐久性のあるポリプロピレン(PP)
を選びました。
ご存じの通り、ポリプロピレン(PP)は半透明です。
開け閉めを何度も行う筐体ケースの場合は、他の素材では折れたり
破れてきたりするので、繰り返しに耐える事ができるポリプロピレン
(PP)として、試作サンプルを製作。
ヒンジ機能やロック機能を検証しました。
検証結果、機能的に狙い通りで問題なし。
ポリプロピレン(PP)塗装を外観部に施しました。
ポリプロピレン(pp)の機械加工部品はお気軽にお問い合わせください。
金属の細穴放電加工
金属の細穴加工を承っております。
【細穴放電加工】
細穴加工の設備電極径はΦ0.1~Φ3.0
(Φ1.0以下は0.05刻み、Φ1.0以上は0.1刻み常設)
平面以外からの加工も可能。
(曲面、球面、斜面からの加工)
傾斜穴・割り出し穴加工
折れ込み除去:ピン折れ・タップ折れ除去加工。
超硬ドリル除去可能。
底付穴:熱電対センサー挿入用の穴など止め穴加工可能。
【切削加工(ドリル加工)との違い】
バリがでない。
斜面、曲面、球面からの加工可能
ドリル加工では不可能な深い穴可能
硬さに関係なく、電気が通る素材には加工可能
【難削材の加工実績】
ニッケル、タングステン、ハステロイ、銅、超硬、アルミ、
SUS、チタン、インコネル、真鍮、ニオブ、コバール、
モリブデン、焼結ダイヤ、フラファイト、その他通電性が
あれば加工トライ致します。
レンズ加工サンプルの可視光線透過率
開発試作アリスは、科学的なものづくりを行っています。
ポリカーボネート(PC)t20mmの透明板を切削して
レンズ形状に加工して仕上げたサンプルです。
機械加工後に、磨き⇒研磨⇒透明化処理しています。
可視光線透過率を測定した結果です。
加工前の透明板(Before) =86.4%
加工後のレンズ・サンプル(After)=82.9%
素材に対しての可視光線透過率が96%と素材より少し劣っています。
t20mmから製作したレンズ加工サンプルは、素材の透明度が
少し劣るというデータ結果となりました。
レンズ形状は、可視光線の拡散があるので劣る可能性が高いとの事。
透明度より光の屈折、拡散が原因かもしれません。
※カタチやサイズ、その他条件によって、可視光線透過率は変化します。
ポリカーボネートで製作するレンズ部品は、ぜひアリスの技術力に
お任せ下さい。