初めての問い合わせ
「初めてお電話します」と
一日に1件以上は問い合わせが入ります。
「こんな加工はできますか?」
「1個だけなんですけど…」
「他社で断られて…」
皆さま不安な声色でお電話くださいますが
私の返事はきまって
「大丈夫ですよ!」です。笑
以下、よくあるご質問を書いてみました。
「1個だけ作ることはできますか?」
→もちろん可能です!
百円ショップや市販で販売されているような金額では難しいですが
1個、小ロット、量産にも対応しております。
「作りたいものがあるが、図面がない」
→大丈夫ですよ!
簡単に手書きで カタチと大きさを描いて送っていただければ
ざっくりとしたお見積りは可能です。
現物があれば、リバースエンジニアリング(現物からのデータ化作業)をして
弊社にて図面・データ化致します。
「樹脂に詳しくない。溶剤に耐えられるものはありますか?」
→大丈夫ですよ!
どのような環境で、どのような溶剤を使用されるかを教えていただけましたら
材料の選定を弊社でおこないます。
不安のある材質では、端材などをお送りして
お客様の使用環境で耐薬テストを行っていただくこともしばしば。
「遠方で訪問できませんが、お願いできますか?」
→もちろん大丈夫です!
なんといっても弊社、お取引きのあるお客様はほとんど顔を知りません!
主にお電話やメールなどでやり取りをさせていただいております。
コロナに負けない ものづくり環境です。
「こんな形で、こんな厚み、大体いくらですか?」
→すいません!簡単な絵を送ってください!
お電話口で一生懸命お話をいただくことがございますが、
認識が違っていてはいけませんので、簡単な絵(難しければメール文書)にして送っていただいております。
製作の細かい打合せについても、その絵が生きてきますので大切です。
…こんな感じの質問が多いです。
基本、大丈夫です。
電話が苦手な方も、メールでのお問い合わせをお待ちしております。
お気軽にお問合せくださいませ。
株式会社アリス
TEL:072-964-2100
MAIL:info@arice-world0917.jp
プロの開発エンジニアリング企業として
私たち(株)アリスは、開発絡みの部品や治具、試作モデルの製作に
特化した開発ものづくり企業です。
プロの定義です。
プロフェッショナル (Professional)=職業。その分野で生計を立てていること。
これは範囲が広すぎ?
職業として、その分野で生計を立ていて、品質・価格・納期・デリバリー
などといった契約内容に責任を持ち厳守する人がプロフェッショナルに
なります。
私たち(株)アリスは開発エンジニアの集まりなので、エキスパート
(熟練していること。)になるかもしれません。
アマチュアはとは、素人、趣味の世界、自己満足。
そんな感じでしょうか。
職人の定義も調べてみました。
職人=craftsman:自ら身につけた熟練した技術によって、
手作業で物を作り出すことを職業とする人のこと。
機械加工している人は職人ではありません。
私たち(株)アリスは、技術者=engineer(エンジニア)かマイスター
=Meister(巨匠)とも言えるようです。
開発ものづくりアリスは、職人要素を有するプロの開発エンジニアとして、
お客様の研究開発から新製品の製造まで貢献していくことで、社会貢献して、
存在意義を高めていきます。
PPケースの成形
「ある機器の専用ケースを作りたい」
お客様がA4用紙にすらすらとイメージのケースを描きました。
そんなスタートから、モノができた瞬間は本当に感動します。
お客様のご要望は、
耐水性で、硬めの黒いケース。
簡単に開閉できないようにキツめに爪でロックしたい。
底部と蓋部をヒンジで一体型にしたい。
…という内容でした。
弊社でご提案させていただいた材質はPPです。
吸水性がほとんどなく(0.01%)、近い材質であるPEと比べて硬い。
耐薬品性が強いため製品を洗剤等で洗うことができますし、
耐熱は80度程度までありますので、通常使いでは支障ありません。
身近なPP製品といえば、
自動車用バンパーや、冷蔵庫、食品用ラップフィルム、お弁当箱、飲料容器、
コンビニ食品の容器、お風呂の桶、注射器、ポテトチップスの袋の1部層にも使用されています。
お客様は大変喜んでおられ、
私どももお力になれてとても嬉しく思います。
株式会社アリス
TEL:072-964-2100
MAIL:info@arice-world0917.jp
金型を製作して射出成形部品を製作
開発ものづくりアリスは、プラスチック樹脂の金型を使った射出
成形部品の製作を得意としております。
数量の目安は、数百個から数千個ぐらいが多くなっています。
数万個以上のご発注もありますが、開発部品が多いので、売れ行きが
順調の場合がほとんどです。
まずは500セットとか1,000セット、多くて5,000セット分のプラスチック
樹脂を製作して、在庫が減ると追加発注がある。
毎月や数ヵ月に一度の定期的なご発注だけなく、在庫が減ると追加
注文するといった場合にも対応しています。
1回のご発注が数十個でも対応しています。
プラスチック樹脂の射出成形部品は、お気軽にお問い合わせ下さい。
樹脂切削の公差
本日のご質問
「樹脂の公差ってどのくらい出るんですか?」
一般的に、樹脂は金属と違い寸法公差が出ないと言われています。
たしかに金属では1000分台の公差を求められることがありますが
樹脂ではそのような公差の入った図面は、あまり見かけることがありません。
樹脂は 金属に比べ柔らかく、水分や熱により膨張する性質があるため
加工時と使用される環境の違いで寸法が違ってきてしまうことが大きな要因と考えます。
加工機により精度も異なりますが
弊社では基本的に、±0.05内で加工するようにしています。
吸水性があり、精度が出にくいMCナイロンでは
例えば、20mmの立方体を製作する場合±0.025程度まで狙うことができます。
どうしても相手方と嵌合させたい場合には、
嵌合物をご支給いただけましたら、
嵌合物に合わせて加工も可能です。
「圧入させてほしい」
「スムーズに入るようにしてほしい」
などのご依頼も可能です。
もちろん、高さのある加工など、
形状によっては公差が出ないこともありますが、
そういった場合には条件として、公差の緩和をお願いしたり
注意点としてお知らせしておりますのでご安心ください。
切削加工部品のリアル
開発ものづくりアリスは、プラスチック樹脂部品や、アルミやステンレス
などの金属部品、シリコンやウレタンなどのゴム部品などを製作しています。
ダイカストできない金属部品は機械加工で製作されています。
数量は、500個や1,000個といった場合や、50個や100個といった
発注ロットになっています。
プラスチック樹脂は、射出成形で製作できない形状や、射出成形
できない熱硬化性樹脂、金型を製作するまでもない数量の部品を
製作しています。
数量は、50個や100個、500個や1,000個ぐらいまでが多くなっています。
プラスチック樹脂は素材の種類が多く、形状も簡単なものから
複雑なものまで幅広く機械加工して部品を製作しています。
インサートやヘリサート、タップ加工なども行っております。
シリコンなどのゴム部品もたくさん製作しています。
表面処理やテフロンコーティング、焼付塗装やシルク印刷などにも対応。
機械部品の加工はぜひお気軽にお声かけ下さい。
バイクパーツの部品製作
バイクパーツの製作を行って来ました。
それに周りでバイクの免許を取得する人が多数。
そこで、大型バイクの免許を取得しようと決意。
教習所に通っています。
バイクは原付をたまに乗るぐらい。
長期間、ほとんど車の運転しかして来ませんでした。
いきなり大型バイクの運転は慣れるまでひどいものでした。
それも教習時間が残り数時間となりました。
まだ一本橋やスラローム、急制動や波状路などが安定せずに
失敗する時もあります。
が、卒業検定が迫って来ました。
素人なので、お客様からバイクを購入する事にしました。
社長様が(株)アリスまで乗って来てくれました。
おススメの大型バイクは、スズキのGSX-S1000でした。
とても気に入って購入を決定。
【SUZUKI_GSX-S1000】
総排気量:998㏄
最高出力:109kW (148ps)/10000rpm
最大トルク:107N・m (10.9kg・m)/9500rpm
車両重量:209kg
シート高:810mm
教習車と比較して、パワーやトルクが倍近い。
それに軽いので運転には要注意です。
免許を取得後は、安全運転をしなければ。
アルミのブラスト加工
金属部品の表面はツルツルで光沢があり、
アルミ治具として用いる際には
ワークとアルミが引っ付いて滑りが悪くなってしまったり、
手で触れると指紋や油分がついて
見た目が悪くなってしまうことがあります。
そんな時、簡単な解決策として
「ブラスト加工」があります。
メディアという細かい粒を製品にあてて
表面をザラザラにする加工です。
写真左端のように、梨地の模様が付きます。(真ん中は切削のみ)
メディアの粒の大きさ・種類を変えることで
表面の粗さを変更することができます。
弊社では特に細かいメディアを使用しておりますので
見た目が美しく定評を頂いております。
アルミだけに限らず、樹脂や他金属にも加工できます。
簡単にできますので、必要な際には是非お声掛けください。
ヘルール溶接
水や原料などを機器内に投入する製造ラインでは
配管やバルブを容器や機器に接続してあります。
今日は、食品や医療関係の生産ラインで良く使用されているヘルール継手の溶接について。
継手部分は、より衛生的な環境が求められる場合が多く
組付け・分解が簡単であり、洗浄が容易な【ヘルール継手】をよく用いられます。
「サニタリー配管」「サニタリー継手」などとも呼ばれています。
(ヘルールの他には、フランジ、ねじ込み継手などもあります。)
モノタロウやMISUMIなど、ネットで簡単に購入することができるのですが
実際の製造ラインで必要な長さのものがなかったり、
特別な仕様のものを試作したい場合には別部品と溶接する必要が出てきます。
ヘルールの材質はSUS316のもの
市販のパイプはSUS303や304のもの がほとんどです。
溶接するステンレスの規格が違っても溶接はできますが、
「ヘルールの溶接はやったことがないから…」と断られることも多いそうです。
(↑歪みを抑えるため、裏面のみ溶接しました)
アリスでは、医療関係のお客様からご注文をいただくことがあり
実績多数もございますので、安心してお任せいただけます。
その製品の用途、環境に合わせて
形状のご提案や、単価を下げるためのご提案もおこなっております。
「できない」と断らず、「できるようにご提案」する。
アリスだからできることで、お客様の希望に添えるよう努めます。
取っ手をリバースエンジニアリング
農業関係の工具であるノコギリ。
その取っ手が素晴らしい。
とても握りやすく持ちやすい。
古くなってきて買い換えたいのであるが、そのノコギリはとっくに生産中止
となっていて入手できない。
握った時の質感も再現して、取っ手を製作して欲しい。
そんなご要望がありました。
北海道の会社様からのお引き合い。
そこで現在残っている取っ手を(株)アリスに送ってもらいました。
取っ手の現物と勘合確認用の折れた鋸の刃を送っていただき、
取っ手の質感を分析。
何十年も使い込まれていて予想以上にボロボロでした。
ですが質感が素晴らしく、手に吸い付くような感じでした。
3Dスキャンしてもデータの修正に手間がかかる。
それに繊細で美しい形なのでスキャンも時間がかかる。
握り具合もしっとりなめらか。
元々一体なのですが、切削加工では再現できない細い切込みが
あり、分割となってしまう。
様々な問題があり、リバースエンジニアリングで現物からデジタルデータ化
して機械で切削加工しても、お望みの心地よい握り具合は再現できないと判断。
そこで現物をマスターに真空注型で製作することにしました。
一体で製作できます。
それにしっとり感も2種類の材料を混合することで近い感じを再現できる。
取っ手を磨き、傷などもパテやいろいろな方法で消して奇麗にしてから
真空注型で転写しました。
髪の毛も再現するレベルなので奇麗に狙った通りにいきました。
真空注型で、たくさんの試作品や部品を製作しています。
真空注型でものづくりしたい場合は、お気軽にお声かけ下さい。