コントロールとマネジメントのどちらを選ぶ?
管理には、コントロールとマネジメントがあります。
コントロールは、コンサルタントのように、ゴールに到達
できる方法論を教えて実行させること。
マネジメントは、カウンセラーのように、自分で考えさせて
ゴールに導くこと。
ティーチングとコーチングとも言えるように思います。
コントロールとマネージメントのどちらが良いのか?
ティーチングとコーチング のどちらがいいのか?
なんて議論や本をよく見かけます。
答えは、相手の状況によるという事だと思います。
初めはコントロールが基本で、仕事を理解して、能力がある程度ついて
きたらマネージメントに切り替えて育てていく。
丁稚みたいな下積み時代も必要だと思います。
その時期の課題を丁稚として乗り越えると相談だけを待つ見守り
コーティングで良いのだと思います。
あたらしい課題になると、コントロール(ティーチング)からスタート。
理解が深まるごとにマネジメント(コーティング)に変えていく。
その割合を、その時にベストマッチングさせられると、上手に
育成できるのではないかと思います。
優れた開発ものづくりができるプロのエンジニア&職人を育て、
後世に開発ものづくりのDNAを伝承していく。
それが開発ものづくりアリスの使命だと考えています。
高精度な機械加工にプラスワンする手加工で仕上げる
オール機械加工で仕上がる部品はたとえ多面加工であっても最新の
CAD/CAMやコンピューター数値制御で動く工作機械があれば
製作できます。
それはそれで奥深く、技術の追求をすべき点が多々ありますが、
機械加工だけで製作できない部品がもっとも難易度が高いと思います。
画像のレンズカット加工品では、レンズカット部が難しいと思いがち
ですが、機械が加工するので精度よく製作することは普通にできます。
ギアや飾りなども同じく、機械任せでプログラマーなら誰にでも製作できます。
高精度を実現する機械加工はできて当然です。
また磨きや接着、溶着や曲げなどの手加工も同じくプロフェッショナル
であれば、できて当たり前の技術です。
高精度の機械加工品をより高品質にできる技術があって初めて特化
できます。
機械加工技術の追求と同時に手加工の技術を追求する事で、デジタルと
アナログをそれぞれ特化させる事で他社にはできない仕事ができます。
当然、素晴らしいデジタル&アナログの技術を使いこなす思考力や
知恵・経験や発想力などが基礎に必要ですが。
開発ものづくりに関しましては、お気軽にお声かけ下さい。
シンプルな簡易治具で機能を満たす
これは、回転シルク印刷用に製作した簡易治具です。
数量が20個未満と少なく、本格的な治具製作によるシルク印刷が
できず簡易治具を考えました。
費用が掛けられない小ロットの部品加工では、手刷りのシルク印刷で
対応することになります。
品質は、量産部品とまったく変わりません。
数量が増えてもコストが大幅に下がらないだけの差です。
切削加工では、こういった簡易治具を製作して機械加工しています。
寸法精度の厳しい機能部品を、高精度で加工するために創る治具。
見栄えは悪くともポイントはしっかりおさえています。
こういった治具を思考して創る能力が、開発ものづくりでは技術力の
差となります。