紙ベークの板厚公差
見た目にもツルツルで光沢が美しい紙ベークですが
切削してみると、切削面はザラザラと白っぽくツヤが無くなります。
製造工程で金属板の間に挟み込み圧力と熱をかけて製造されるため
表面は金属板の光沢・滑らかさが転写されているそうです。
プリント配線基板や配電盤関係の部品でご注文をいただくことが多いですが
いつも困るのが「板厚公差」です。
紙ベークの板厚公差は、他の樹脂より厚さ許容差が大きく
例えば、12tの許容差は±0.5もあります。
表面のツルツルを活かして加工をしようとすると
ザグリ加工などの寸法が 板の厚みの違いにより狂ってしまうため
精度が出ないという問題が出てくるのです。
こういった場合、株式会社アリスでは
お見積りのご依頼をいただいた際に 2通りのお見積りを提出いたします。
①板厚そのままで加工して、光沢のある表面を重視する方法
②厚めの板からフライス加工にて加工、寸法重視する方法
お客様のご要望に合わせて製作可能です。
板厚公差についても、都度お伝えいたしますのでご安心ください。
お引き合いお待ちしております。
開発エンジニアの科学的思考とヒラメキのバランス
開発エンジニアには、工学的知識に基づく科学的思考がとても重要です。
同時に、直観に基づく、ヒラメキやアイデアも同レベルで重要です。
化学的思考とは、テーマとする事象(現象)を見つける、気づきの感性
がないといけません。
まずはなんだかわからないが、そうなる事象をチェックする。
次は、この条件であればそうなるという仮説を立てる。
同条件で実験を繰り返して、本当にそうなるのかを検証していく。
何度も検証して、その再現性が確認できれば、気づきが科学的に実証
できた事になります。
気づきの感性や、ヒラメキ、アイデアを思いつくなど、化学には
感性が必要です。
開発エンジニアは、学者ではなく科学者の要素がないと難しい職業です。
開発エンジニアを育ててきた開発試作アリスをぜひご活用願います。
手作りチョコレート型
新型コロナの流行から2年が経過しようとしていますが
皆さまいかがお過ごしですか?
テレビやツイッターなどを見ていると、
みんな工夫したおうち時間を過ごしているようですね。
普段は時間がなくてできないお菓子作りなんかも
力を入れている人が多いのではないでしょうか。
最近あったお仕事では、
「ちょっとカタチを工夫したチョコプレートの型を作りたい」
といったご要望にもお応えしました。
イメージされているサイズ・スケッチなどから見積が可能です。
たとえば、上記のようなハートのカタチのシリコン型がほしい。
と送っていただきました絵から、データ化していきます。
データ化されたものは、お客様にご確認いただいてから
実際にシリコン型を作っていきます。
ご存じのとおり、シリコン材はグニャグニャした柔らかい素材です。
製作の方法は、通常金属の金型を用いて成形いたしますが、
弊社では樹脂金型を用いて成形します方法をご提案できますため
大幅なコストダウンが可能です。
もちろん、1個から成形可能です。
もちろん、樹脂金型を作っていきますのでお値段はかかりますよ!
※ざっと20万以上は覚悟してください。
これから新しいお菓子をつくっていきたいパティシエさんや
料理人さんにも、ぜひ使っていただきたいです。
株式会社アリス
TEL:072-964-2100
E-MAIL:info@arice-world0917.jp
メールだけでも確実に対応
開発エンジニア同士の打ち合わせは、メールが主流となっています。
3D/2Dデータや図面をメールに添付。
品名・材質・数量を記載の上、見積依頼があります。
仕様などの条件を記載した見積書を提出します。
ご発注の場合は注文書をメールでいただければ、納期などを回答
させていただきます。
希望納期がある場合や、その他ご要望がある場合もメールにて
記載いただければ、対応致します。
込み入ったお話や急ぎの要件はお電話させていただきます。
口頭で伝えたいといった場合は、お電話をいただきましても対応します。
メールだけでも対応致しますので、お気軽にメール願います。
吸水率
ここのところ異様に雨が降り続いていますね。
また梅雨が戻ってきてしまったかのような感覚で、
お洗濯もはかどりません。
あちこち湿気を含んでジメジメ。
実は、樹脂も吸水することをご存知ですか?
樹脂により吸水率は異なりますが、
吸水すると、樹脂は膨張したり変形したりします。
吸水率が高いもの(吸水率1%以上)では、
→ナイロン・ウレタン樹脂など
ナイロンは洋服にも使用されているので想像しやすいですね。
吸水率0.1~1%程度のものでは、
→POM、アクリル、PC、ベークライト、MCナイロンなど
グレードによっては当てはまらない場合もありますが
大半の樹脂が該当します。
吸水率0.1%以下のものでは、
→テフロン、PE、PP、PPSなど
身近なものではプラスチック食器などに使用されるPE,PPや
フライパンのコーティングで有名なテフロンはほとんど吸水しません。
水周りで使用するパーツや、寸法精度が厳しいものを製作する場合には
吸水率も大切な選定条件になります。
アリスでは、材料選定をお任せいただくことも可能です。
そのためには、環境や使用方法などが大切な条件になりますので
ご依頼をいただく際には、必ずお伺いするようにしております。
やまない雨はありませんが、
はやく天気が良くなりますように。
それぞれの役目を誠実に果たすこと
仕事にはそれぞれの「やるべきこと」があります。
開発試作アリスは、求める範囲や内容が違う、それぞれのお客様のご要望
を正確に理解する共感力を大切に考えています。
まずは、自分たちの役割をしっかり理解する事。
次に自分たちの役目を誠実に果たす事。
ご発注をいただいた段階で契約が成立します。
そこから責務が発生します。
企業としての役割が決まった段階で、私も含めてスタッフそれぞれに
「やるべきこと」が発生します。
果たすべき役割が定まります。
自分たちの「やるべきこと」を深く理解して、誠実に取り組み、
それぞれのお客様が望む期待値を超える仕事を実現する事。
それが開発試作アリスの義務であり、責任です。
お客様は自社製品の開発がお仕事です。
私たち(株)アリスは、お客様が求められる開発ものづくりでのお仕事を
ご要望を上回る品質やサービスで実現する事が役目です。
開発ものづくりは、お気軽にお声かけ下さい。
POM(白)切削
かれこれ19時間ずーっと動いてます。
機械は働き者ですね。
今日はPOMの切削です。
筒状の治具の間を摺動させる部品であり
丸いフォルムに、ところどころ厳しく公差を設けてあります。
お引き合いをいただいた際には
「アルミ」でのご依頼でしたが、他部品との嵌合や
使用用途をお伺いし、POM材をご提案いたしましたところ
採用いただきました。
量産までには至らない消耗部品は切削加工がお勧めです。
株式会社アリスでは
だいたいのお仕事は1-2週間程度で納品しております。
(加工内容、数量にもよりますが)
「なんの材料かわからない」部品なども
お気軽にご相談くださいませ。
開発ものづくりのことなら
開発試作アリスは、開発試作から量産まで幅広く対応してきた経験や
加工技術、外注ネットワークや仕入力などを強みとして開発ものづくり
に幅広く対応しています。
培ってきた経験と知恵、ノウハウとアイデア力などの能力と、高い加工
技術をフル活用して、貴社に貢献致します。
切削試作のプロフェッショナルとして貴社のご要望に応えます。
開発ものづくりのことなら開発試作アリスにぜひお任せ下さい。
お気軽にお声かけ下さい。
微細加工もお任せを
小さく繊細なものって心打たれますよね。
40年ほど前にブームになり、
未だに流行っているシルバ〇アファミリーのドールハウス。
子供の指先ほどのお子様ランチや哺乳瓶など
幼心に ときめきを感じたことを覚えています。
(年齢がバレますね…)
話は脱線しましたが、
当社で使用しているFANACのロボドリルも
かなり繊細な加工が可能です。
これはサンプルですが、0.3mmの薄壁のボビンです。
小指のツメ程度しかない小さなものです。
写真ではわかりづらいですが、実際に手にとって見られると驚くほど小さく繊細です。
素材の特性を生かした加工方法も検討し、
ご希望にあった材質をご提案致します。
刃物があり、加工が可能な限り アリスのエンジニアはTRYします。
微細な加工が可能な材質、不向きな材質もございます。
柔らかいものや、反り安いもの、硬すぎて割れやすいもの、、
「こんな形状のものを作りたいけど、材質がわからない」
といった場合には、ご安心ください。
MCナイロン901(青)機械加工
MCナイロン901(青)をCNCマシニングセンタで切削加工しています。
加工用や生産ライン用の治具や部品を、たくさん製作しています。
MCナイロン901(青)やPOMナチュラル色(白)や(黒)、
アルミA5052やPPSナチュラル色、神ベークやピーク、
ABSナチュラル色、黒、白など幅広い材料で治具や部品を製作、
加工しています。
3Dデータや2Dデータ(DXF)、図面からの製作だけでなく、フリーハンドや
現物からでも治具製作を行っています。
現物の場合は、3Dスキャンを行ってリバースエンジニアリング。
反転形状のデータを作成してから、現物にピッタリ合ってクリンプを
しっかりできる治具を設計製作します。
もちろん1個からでもOK。
機械加工では、500~1,000個ぐらいまでの製作実績があります。
MCナイロン901(青をCNCマシニングセンタで切削加工している動画です。
治具の事ならぜひ(株)アリスにお声かけ下さい。