意志の上にも三年半
試作業界に携わった当初は、もう無我夢中で・・・
毎日、泣きそうになりながら必死に仕事をしました。(笑)
モノづくりは経験をたくさん積んできていたのですが・・・
試作は業界用語がバンバン出てくるし、納期的に素人が作り方を迷ってる余裕がないんです。
ご注文いただいたら、すぐに製作をスタート。同時に詳細を考えていく感じでした。
そんな試作の素人である私に、お客様はとても暖かく、丁寧に、時には厳しく・・・
いろいろなことを教えていただきました。
そして、3年半が過ぎたときに、自分の中で何かが変わりました。
試作品の製作が楽しくて夢中になって仕事してました。
それが今、試作業で覚悟してやっていくきっかけとなりました。
石の上にも3年。 いや意志の上にも三年半。
その3年半の経験が基礎となり、今も大切な財産として活きております。
3Dプリンターと切削加工
3Dプリンターは素晴らしい技術だと思います。
画像のような形状は3Dプリンターで製作するのがもっとも適しています。
意匠確認用のラフモデルやボリュームモックアップ、フィギュアや人体模型など
3Dプリンターが適した試作モデルがあります。
またラフな勘合確認用の筐体試作品n一部も3Dプリンターで製作されています。
ですが、本格的な試作モデルや試作品は切削加工品で行うことになります。
リアリティーが必要となるデザインモデルのファイナルや機構設計の検証用
などの試作品は切削加工で製作されています。
さまざまな加工方法がありますが、それぞれにメリットデメリットがあり
用途や使用目的で上手に選択していくことが重要となります。