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プラスチック試作の流れ_中編:実際に使うためのワーキングモデル

2012年11月9日 金曜日

デザインが確定すると、次はワーキングモデルの製作に進みます。
ワーキングモデルは、見た目だけでなく、実際に使うことを前提とした試作です。

この工程では、機能確認や機構検証、組立性のチェック、生産工程の検討などが行われます。
部品同士がスムーズに組み付くか、可動部に無理がないか、作業手順に問題がないかといった点を、現物を使って確認します。

また、加工方法や材質を含めて検証することも重要です。
設計通りに加工できるか、必要な精度が出るか、強度や耐久性は足りているか。
図面上では問題がなくても、実際に加工・組立を行うことで初めて見えてくる課題も少なくありません。

この段階で課題を洗い出し、修正を重ねることで、量産時のトラブルを大幅に減らすことができます。
ワーキングモデルでの試作は、量産品質を支える土台となる工程です。

集中するために、余計なことは削ぎ落とす

2012年11月8日 木曜日

試作や一品加工の現場では、集中力が仕上がりに直結します。
同時に、力を入れすぎると判断が硬くなり、無駄な手戻りが増えることもあります。

プラスチック加工.comでは、必要なことに集中し、それ以外は抱え込みすぎないという考え方を大切にしています。
一つの課題に没頭することで、加工条件や形状の違和感に気づきやすくなり、結果として品質が安定します。

新しい加工方法や他社事例、周囲の意見も参考にしますが、すべてを鵜呑みにすることはありません。
自分たちの現場で本当に使えるかどうかは、実際に試して判断します。
余計な情報に振り回されず、必要なものだけを選び取ることで、加工の精度とスピードを両立します。

やるべきことに集中し、阻害要因は最小限にする。
その積み重ねが、無理のない加工提案と安定した品質につながります。
それが、プラスチック加工.comの考えるものづくりです。

迷う現場だからこそ、冷静な判断が品質をつくる

2012年11月7日 水曜日

開発試作や小ロット加工では、最初から正解が決まっていないケースが多くあります。
形状、材質、加工方法、精度条件。
限られた情報の中で、どの選択をするかが結果を大きく左右します。

プラスチック加工.comでは、その時点で最善の判断を積み重ねることを大切にしています。
後から別の方法が見えたとしても、当時の条件を整理し、次に活かす。
この繰り返しが、安定した品質と対応力につながります。

試作・治具・一品加工では、やり直しが前提になる場面も少なくありません。
だからこそ、感情的にならず、状況を冷静に整理しながら進めることが重要です。
判断を責めるのではなく、判断を活かすことで、無駄な手戻りやトラブルを減らします。

分かりやすく、無理のない加工提案。
現場視点での現実的な判断。
それが、プラスチック加工.comのものづくりです。

透明仕上げは、実は難しい

2012年11月6日 火曜日

透明に仕上げるのは、簡単なことではありません。

画像のサンプルは、ポリカーボネートを
NCマシニングセンタで切削加工して製作したものです。
加工形状自体の難易度は高くありません。

しかし、このような単純な形状ほど逃げ道がなく、
仕上がりの良し悪しがはっきりと表れます。

ごまかしが効かないため、きれいに仕上げるには
高い仕上げ技術が必要になります。

このサンプルは、透明仕上げ技術向上のための練習用として製作しました。
あえてシンプルな形状にすることで、
加工条件・研磨工程・透明処理の完成度を磨いています。

こうした練習を重ね、きれいに仕上げられるようになることで、
実際の開発品や量産前評価品でも、確かな品質を提供できるようになります。

お客様の開発に役立つ、東大阪発のプラスチック加工

2012年11月5日 月曜日

プラスチック加工.comを運営するアリスは、
大阪のものづくりの街として知られる東大阪市に拠点を構えています。

私たちの使命は、
お客様の開発プロセスに「本当に役立つ会社」であり続けること。

安心して「ものづくり」や「試作品」を任せていただけるよう、
日々の創意工夫と改善を習慣とし、
さらなるスピードアップとコストダウンに取り組んでいます。
同時に、日本のものづくり企業として欠かせない
高品質を守り続けることを何より大切にしています。

また、ご要望の背景や意図を深く理解する感性を磨き、
単なる部品加工にとどまらず、
納品後に真価を発揮する、使い勝手の良い品質をお届けしたいと考えています。

これからも内製による技術力を高めながら、
東大阪という地の利を活かし、
ネットワークやコラボレーションも積極的に活用することで、
お客様の期待に応え続けてまいります。

今後とも、プラスチック加工.comを
どうぞよろしくお願い申し上げます。

切削したポリカーボネート樹脂の透明仕上げ

2012年11月4日 日曜日

ポリカーボネート樹脂は、本来高い透明性を持つ材料ですが、
切削加工を行うと、加工面が白く濁ってしまいます。

この白濁を取り除き、透明感を取り戻すためには、
単に磨くだけでは不十分です。
切削条件を適切に設定し、丁寧な研磨工程を重ね、
さらに透明処理を施すことで、はじめて美しく輝く仕上がりになります。

この加工には、
CAD/CAMによる高精度なプログラミング力、
安定した機械加工技術、
そして最終品質を左右する仕上げの技術まで、
すべての工程で高い技術力が求められます。

一つでも工程を誤れば、透明感は大きく損なわれてしまいます。
そのため、経験・感覚・理論に基づいた加工が不可欠です。

プラスチック加工.comでは、
切削から仕上げまでを一貫して管理し、
切削加工品でありながら、透明感のある
ポリカーボネート製品を製作しています。

学校教材を試作から量産まで一貫製作

2012年11月3日 土曜日

小学校1年生が授業で使用する学校教材を、
試作品から量産品まで一貫して製作しました。
完成品は中部地方の学校へ無事に発送しています。

本案件は、他社では対応が難しいとの理由で製作を断られ、
プラスチック加工.comへご相談いただいたことがきっかけでした。
形状やサイズについては、関係者の意見を踏まえながら
何度も検討を重ねて決定しています。

素材は、安全性と使いやすさを考慮し、
プラスチック加工.comにて選定しました。
先生方が段ボールで作成された原案をもとに、
複数素材で試作サンプルを製作し、最適な仕様を決定しました。

量産までの納期は約1週間、数量は25,000枚。
短納期・多数量という条件でしたが、
工程と段取りを工夫し、品質を維持したまま
予定通り量産・出荷を完了しました。

お子様が実際の授業で使用する教材だからこそ、
品質・安全性・使いやすさには一切妥協していません。

プラスチック加工.comでは、
教育現場で使われる製品についても、
試作1点から量産まで柔軟に対応しています。

シルク印刷用の簡易治具

2012年11月2日 金曜日

シルク印刷は、基本的に平らな面への印刷が得意な工法です。
そのため、円筒形や曲面のあるワークには、そのままでは印刷できないケースがあります。

そこでプラスチック加工.comでは、ワークを回転させながら印刷できる簡易治具を考案しました。
一度に印刷するのではなく、ワークを回転させて3回位置をずらして印刷することで、曲面形状にも対応しています。

この治具で重視したポイントは、
「早く」「簡単に」「安く」、そして必要な精度をきちんと確保すること
複雑な構造にせず、現場で使いやすいシンプルな構成にしています。

治具は、印刷だけでなく、検査・組立・加工・表面処理など、
さまざまな工程で活躍する重要な道具です。

用途や現場に合わせて工夫することで、作業効率は大きく向上します。
治具づくりは、実はとても奥が深い分野なのです。

UHMW-PE加工|滑りが良く摩耗に強い素材

2012年11月1日 木曜日

UHMW-PE(超高分子量ポリエチレン)は、非常に滑りが良く、
摩耗しにくい材料です。

搬送用ガイドや当たり部品など、「削れにくさ」が求められる場所で使われます。

軽くて扱いやすく、金属代替としても有効です。

ポリカーボネート切削加工|割れにくく、透明も選べる高強度樹脂

2012年10月31日 水曜日

ポリカーボネートは、非常に割れにくいプラスチックです。
透明な材料としても使えるため、内部が見える治具やカバー、確認用部品によく使用されます。

アクリルよりも衝撃に強く、多少の力がかかる環境でも安心して使えるのが特長です。
「透明で、しかも丈夫にしたい」という場合に最適な材料です。

切削加工では、形状精度の高い部品や、角の立ったシャープな形状も製作可能です。
磨きを行わず、機械加工だけで仕上げる加工にも対応しています。

可視化治具や安全カバー、評価用サンプルなど、
見せる+使う部品としてポリカーボネートは多く選ばれています。