アリスの生い立ち
アリスは、個人事業として起業したのがスタートなんですが、
最後発で零細、 特殊な日本一の設備もない超弱小であることは重々承知しておりました。
そこで考えたのが透明品。
私は透明度の高いモノを見ると「エッ・・・」と驚き、見入ってしまいます。
それに・・・ とても感動します。
最初から、徹底して透明度や傷や歪みのない美しさを追求するつもりでした。
スタート後は、有り難いことにずっとお世話になってきていたお客様が、 大手メーカーにも関わらず、
「口座を開設しておくね。」って軽いノリで、 取引口座を開設してくれました。
申請には資本金の金額が必須っで、口座を開設するなんて、 法人でも難しいのに、
無理していただいたのはわかっていました。 今でも本当に感謝しております。
おかげさまで、売上はある程度確保できましたので、
透明化の必要な設備や道具を少しずつ揃えていきました。
ポリカーボネートの透明試作品にまずトライ。 最初は汚くてゴミレベル。
どうしたらここまで汚くなるのかって思われる恥ずかしいレベルでした。
そこからどんな現象があり、どういう場合にそうなるのか検証して、 その問題を設備や
加工や作業の方法を見直すことによって改善していきました。
良くなったなと思ったら1~2か月間でまた汚いモノが出来る。
失敗を何度も繰り返しながら、答えを探して、理論的に作業プロセスの カイゼンに取り込んできました。
季節にも影響を受けるんですね。 だから安定までには1年間かかりました。
そこから合理化していき、お客様のご要望納期を応えられる スピードを実現して、
当社の武器として今があります。
ますます透明試作品を使っての技術力および人間力を磨いていく所存です。
今後ともご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
あたらしいお客様からのお仕事
サイトからのお問合せによるご発注が増えてきました。
ご愛顧ありがとうございます。
先日は理美容関連のハンディーモックを製作しました。
手に持って使う試作モデルのことです。
外観データをご出図いただき、パーツ割りを行い樹脂切削加工にてパーツを削り出し。
旋盤でシャフトを製作。
クロムメッキや真空蒸着。
ゴム風塗装などを施し組み立てて納品。
とても喜んでいただきました。
そのデザインモックで意匠検討して外観の最終形状を決定。
機能を検証するためのワーキングモデルに進むとの事。
ワーキングもお願いしますと おっしゃっていただきました。この言葉がもっとも嬉しい。
デザインモックを手で確かめながら笑顔のお客様を見る時が一番のご褒美です。