アイキャッチのステージについて
これはポリカーボネート(PC)切削加工品の下半分だけ透明処理した
展示サンプルです。
それを高輝度LEDをたくさん使用してライティングしました。
ステージの下面はポリカーボネート(PC)を切削して
透明化処理+染色でスケルトンの赤と青にしました。
その下側サイドも光らせています。
アルミボディーを切削加工で製作。
光沢のある黒アクリルで一部を化粧して質感をアップしています。
天面もポリカーボネート(PC)透明で製作して透明処理しています。
柱は鉄の丸棒を使用。 全面はポリカーボネートを赤に染めて金属 感を出しています。
切削加工では、白く濁るポリカーボネートを美しい透明にする技術力のPRが狙い
でしたが、わかりにくかったんだろうなと反省しています。
また、アイキャッチとして、ライティングに赤や青の色を差すべきだったとも 反省しています。
次回は、今回の反省点をクリアして臨みたいと思います。
知ること、気づくこと
ものづくりの匠の技やノウハウといった加工技術は、知ることや気づくこと
ではないかと思います。
アリスでは、日々の試作品の製作や実験の中から加工技術を知り、気づき、
最適を見つけています。
研究分析で発見する科学とものづくりも同じだなぁと思います。
毎日、まじめに仕事をしていればあらたな発見が結構あります。
ただ作業を繰り返すのではなく、一生懸命考えながら仕事を
しているとよりよい方法を考えついたりします。
そういった思考力によるアイデアがノウハウになっていきます。
人と人が集まって創る試作品の製作では、たくさんの知恵やアイデアが
生み出されます。
開発試作モデルの製作も含めて、ものづくりは科学なんだと思います。
試作金型(簡易金型)の優位性
試作金型(簡易金型)の優位性を考えました。
やはり量産品と同じ材料、同じプラスチック樹脂成形(射出成形)であること。
開発プロセスから量産プロセスに移行するのには、量産品と同じ製作方法で
試作品を創ることはさまざまな検証ができて安心して量産工程に進めます。
もちろんプレス金型でも同じことが言えます。
試作金型(簡易金型)といっても金型構造的には量産金型と変わりません。
ゲートや押し出しピンの位置や数を試したり、金型温度や成形スピードなど
成形条件を見つけておくこともできます。
またウェルドラインの位置や状態を確認するのにも役立ちます。
金型の改造もスピーディーに対応しますので、設計変更時には便利です。
数量が多い量産試作モデルの製作は試作金型(簡易金型)での射出成形で
製作することをお奨め致します。
展示ステージ赤
機械要素技術展(M-TECH)のMOBIOブースで展示するステージ赤です。
これはABSの板材から切削加工にて製作したオリジナル試作サンプルを
真空注型のマスターとして使用して製作したウレタンゴム注型の試作モデルです。
内外ともにでこぼこしていてアンダーとなりますので、真空注型としては難易度が高い
試作サンプル形状です。
シリコンゴム型に工夫をしていて、スライド機能で製作しました。
ウレタンゴム透明品を蛍光色で着色注型として仕上ています。
ステージは上がアクリル透明、真ん中はポリカーボネート(PC)
透明シボ仕上げ、下はABSを赤に塗装しています。
高輝度LEDの赤でライティング。
実際は画像より強い赤の光で赤色の光が零れ落ちているような
激しさを感じる赤で染まっています。
すべて切削加工や真空注型で製作した手作りオリジナル試作品
サンプルとなります。
アリスのキーワード
今までのキーワードのひとつに、新参者であるアリスの居場所確保がありました。
結論としては、かなりスムーズにアプローチできて、効果的であったように思います。
これからの下半期は、更にアリスの居場所を明確化していく動きを進めていきます。
それに伴って、アリスでも今までと違った活動や習慣が必要となってくると思います。
そういった変化にしっかり対応して、開発試作モデルの製作技術革新や、
業務の改善、スタッフチームの改善活動導入や、企業体質の強化と収益力の増強を目指します。
これだけビジネス環境がめまぐるしく変化する状況のなかでは、仕事の効率化や常に
あたらしいをクリアしていく革新が必要なんだと思います。
これからますます・・・
ただ安いものを作る努力だけでは、日本にある開発ものづくりの会社としては存在
していくことはできないと考えています。
JAPANにある会社として高い技術力を追い求めていきますので今後ともよろしくお願い申し上げます。