仕事は結果がすべて
私が仕事を始めたころは、結果を出せないと会社に残ることができない厳しい世界でした。
今は、権利の主張は必要以上にするが能力がまったく伴わない人が多いように思います。
それに、働いてやってるだの転職先がないから仕方なしでいるんだとか平気で言ってる人が多い。
そんな人たちほど、会社批判や社長さん、上司や同僚批判を繰り返している。
業界批判や仕事批判などを仕事中に同類が集まって言い合ってサボってる。(笑)
サラリーマン時代にたくさんいました。
ある時期からいつの間にか増えたように感じます。
外資系や海外では、仕事は結果がすべてだという感覚が当然で
仕事に真剣で結果を出そうと必死なように思います。
そのハングリー精神の差が歴然としていて、会社の強さが違ってきてるように思います。
ですが、仕事は結果がすべてだと考えて取り組む姿勢は、人をつくるには必要なこと。
日本は若い人たちの数が減少していくので、ますますひどくなる予感。
シビアな仕事の世界で活躍する人とその他の差が拡大していってる。
そんな感じがします。
アリスでは、かなり意識して環境づくりをしていってます。
アリスは、あくまでものづくりのプロとして職人を目指す場として
存在していきたいと考えています。
オール大阪という言葉の不思議
いよいよ今年の「機械要素技術展」まで残り2ヶ月となりました。
大阪府のMOBIOさま主催で、ものづくりに携わっている大阪の会社さま×10社さまとの共同展示となります。
大阪府としても初の試みだということ。
大阪府と大阪府下のものづくり企業の連携チームで関東エリアに乗り込むとのテーマ。
大阪のものづくりの代表チームという位置づけで、「オール大阪」という
ネーミングなんですが、その言葉で気合いが入ります。
特に大阪に強い意識もないと思っていましたが、地元愛があるのかな?
アリスが足を引っ張る訳にはいきません。
アリスは開発試作業で選ばれています。
アリスは零細で何の力もございませんが、精一杯知恵を絞り、できる限りの魅力ある展示ブース
として責任分担を果たしたいと思います。
何を感じて・・・ 何に気づいて・・・ 何を考えて進化させたか!?
キャリアにもいろいろあるんだと思います。
キャリアは経験ですから、長いと知っていることやできることも多いんだと思います。
ですが、真のキャリアとは・・・
その経験のなかで、1日1日に何を感じて、何に気づいて、何を考えて進化させたか!?
ではないかと思います。
作業として長く経験してきても、環境や方法論が違うとまったくできなくなるケースも
多々ございます。
真のキャリアを積んでいれば、最初は戸惑い能力も発揮できませんが、慣れてくると
実力がフルに発揮できるようになります。
それに、今まで以上に積み重なっていくんだと思います。
真剣に仕事に取り組んできたキャリアの持ち主は、どこでも通用しますす。
開発試作品の製作と言っても千差万別。
デザインモックとワーキングモデルでは作るキモが違いますし、
業界や開発プロセスでの求めるスペックの違いなど幅広く奥が深い。
同業界出身でも、何十年間試作品を製作してきても、本物の職人レベルの人は
多いようで少ないように感じます。
せっかく毎日仕事するのなら、営業でもものづくりの職人でも匠の技術を習得したいものです。
将来的にも利益を生まない仕事は勇気をもってNoする
同じグローバルメーカー大手さまでも、特殊素材を無償で加工させようと
したり、加工方法やノウハウをいろいろな方法を使って聞いてきます。
それにトライ要素が強く特殊な治具や設備の調整に時間がかかる新素材の
加工でも受けてから値切り倒してきて赤字続きです。
デリバリーも自己都合しかなく、何度も行かなければならなくなります。
加工方法やノウハウがわかれば、調達が動くため、海外も含めた
激しい価格競争に突入します。
部署にもよるんでしょうが、関西では同じような感じです。
おつきあいがなくなってもほとんど影響がないので、そろそろビジネス
判断をします。
お金だけのおつきあいはお金だけしか判断基準はございません。
情報もクローズドして、採算に合わない仕事はお断りしていこうと思います。
ノウハウは日々の熱中と気づきから見つけるもの
ものを作ることには、なにがしかのコツがございます。
そのコツは失敗の中から気付いたり、夢中で取り組む日々から偶然に
発見されたりするように思います。
それがプロの世界ではノウハウという製作加工技術と呼ばれます。
コツは、手作業だけではなく機械加工でもございます。
機械のクセや能力を把握して、それらを加工に考慮して動かす。
素材のクセや道具のクセもございます。
図面や加工データにも製作者のクセがあります。
そういったたくさんのクセやものごとがどうなるのか?結果を予測して、
求められる技術に昇華させたことが、ノウハウではないかと思います。
ですから、ノウハウは日々熱中して取り組むところから見つかります。
ちょっとした気付きや工夫が積み重なっていき、まねできない技術となっていきます。
アリスでも開発試作モデルの製作からの気付きを大切にして、分析して
研究して、ものづくりに熱中して、技術力アップをしていきたいと思います。